「鍼は長くて痛いもの」ではありません。~羽生選手と鍼~

ソチオリンピックで羽生結弦選手が男子フィギュアスケートで金メダルをとりましたね。感動しました。

朝日新聞2014年2月15日朝刊1面に、羽生選手が「置きばり」を使っているという記事が載りました。

羽生選手のような世界的な選手が、当院でも使用している「パイオネックス」という鍼を使って体調管理をしているという新聞記事なので、紹介したいと思います。

 13日のフィギュアスケート男子のショートプログラム(SP)で世界歴代最高となる101.45点を出して首位に立った羽生結弦(19)=ANA。ぜんそくの急な発作に襲われたのは、2012年9月だった。

 練習拠点としたカナダ・トロントの新しい環境に慣れていなかった。息をするのも苦しく、食事がのどを通らない。細い体が、さらに細くなってシーズンを迎えた。

 2歳のころからぜんそくに悩まされてきた。今も飲み薬は朝晩2錠ずつ。吸入薬も手放せない。ぜんそくの影響で肺を大きく開いて息を吸い込むことができないから、4分半、全力疾走するような運動量のフリーでは、後半必ず息苦しくなる。

 ぜんそくによくない冷たい空気を避けるため、マスクは手放せない。ねんざした足首やひざには補助のテープが欠かせない。普段の練習は長くて2時間。同年代の選手の3分の2もこなせない。スタミナ。それが羽生の課題だった。

 

 昨年から、硬い上半身をほぐすため「置きばり」というはり治療の市販品を使うようになった。肺周辺の筋肉が柔らかくなれば、姿勢もよくなり呼吸もしやすくなる。専門家の助言を受け、人体図を見ながら研究した。背中、腰、足など全身に15ヵ所ほど、血行を良くしてほぐしたい筋肉をめがけてはりを置く。長いもので2㍉弱。試合中や就寝中も体にはりを入れたままだ。

 「正確な場所に置けないと痛い。腰に長いはりを置いておくと、寝返りをうてない時がある。」

 最近、「ずいぶん良くなった」と自分で施すはりの効果を実感している。

~~~~~~~以下、略。~~~~~~~(後藤太輔氏の取材記事より引用)

羽生選手は19歳という若さなのに、オリンピックという大舞台でも自然体で演技を行っているように見えましたが、陰では体調管理のために大変苦しんできたんでしょう。他の選手に敵わない部分があるから体のメンテナンスを怠ることなく気をつけて、普段の練習も血の滲むような努力をしてきたんでしょう。頭が下がります。

 

ちなみに、当院で使用している「パイオネックス」は、鍼先の長さが0.3mmのものと、0.9mmのものです。

0.3mmのものは皮膚を破って刺入してもいません。皮膚上にある「ツボ」に鍼先が当たっているだけで、痛みどころか「え、ついてるの?」と、その存在さえ気がつかないほどです。

「鍼は長くて刺さると痛いもの」というイメージが先行していますが、刺さない鍼で治療効果が現れるなら、これほど良いことはないですよね^^

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